2012年10月7日
フラップ手術(エムドゲイン併用症例)
歯周病が進行した患者さんの歯周病外科手術(フラップ手術)を行いました
スケーリングは歯茎の上の歯石取り
SRP(スケーリングルートプレーニング)は歯茎の下の歯石取りのことですが
それらを行って歯周ポケットの深さを測り(歯周精密検査)評価したうえで症状の改善が見られない場合にフラップ手術を行います
前述の2つの歯石取りは歯茎をめくらずに手の感覚で歯石を取りますのでどうしても歯石の取り残しが見られます
しかしフラップ手術は切開し歯茎をめくりますので歯石の位置を把握しやすくしっかりと除去することができます
ここまでは保険治療でも可能です
今回はさらに骨の再生を図るためにエムドゲインを併用しました
エムドゲインゲルとは、スウェーデンのビオラ社で開発された新しい歯周組織再生誘導材料のことです
エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供のころ、歯が生えてくる時に重要な働きをするたん白質の一種でできています
歯周病で骨が失われた部位にエムドゲインを塗布することによって無細胞セメント質の形成が起こり、歯周組織が再生します
2週間から6週間後に抜糸します
半年から1年かけて骨が再生します
エムドゲインを用いた手術は保険適用外です
3分の1顎あたり105000円(税込)かかります
自分の歯に勝るものはありません
抜歯してインプラントではなく自分の歯を最大限残せるよう努力しています
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