2013年2月16日
自分の歯をいつまでも残したい(フラップ手術エムドゲイン併用症例)
自分の歯でいつまでもおいしくものを食べたい
70代の方の切なる希望でエムドゲインを使って骨を増やす治療をしました
レントゲン撮影をしますと左下4の近心の骨が溶けてなくなっています
これまでに一度腫れて掻把したこともあります
動揺もわずかにあります
SRP(歯茎の下の歯石取り)をしましたが歯周ポケットの改善はみられませんでした
そこで骨再生の治療のお話をしたところぜひお願いしたいとのことで手術することになりました
何歳になっても自分の歯が一番
お金がかかっても自分の歯でいつまでも物が食べれるようになりたい
患者さんの熱意に感動し私たちも一生懸命治療しました
まず粘膜を切開剥離しますと不良肉芽がたくさんみられました(丸で囲んだ部分)
どろっとした血のようなものが不良肉芽です
スケーラー、超音波スケーラーを用いて丁寧に根気よく手で歯石、不良肉芽を除去していきます
すると写真のようなきれいな歯面になります
その後きれいになった歯面を酸で処理し、骨ができやすい環境を作ります
骨がよりできやすいように骨が欠損している部分に人工骨を充填します
その上から歯周組織を再生させるエムドゲインゲルを流し込みます
緊密に縫合して手術は終了です
長い時間の手術にはなりましたが患者さんの晴れ晴れとした表情は本当に若々しく
私たちももっと頑張らなければと思いました
今回のオペ担当は歯科衛生士 中島でした
お問い合わせ
ご質問やご相談・ご予約につきましては、お電話やお問い合わせフォーム、LINEからお気軽にお問い合わせください。